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序文その二

メンタルヘルスコンテンツ再開のお知らせ

「温かいやん!」
拍手とお褒めの言葉の中で、私はそう感じていました。
2016年12月初旬、讃岐国・うどん県でのこと。精神障害と向き合う題材のある映画上映会。その作品監督さんからお話をいただき、当事者トークに登壇したのです。

理想論に近いことを敢えて高みからつらつらと申しました。狙いは一点、私の語りに続くトークセッションで、当事者の本音が出やすい空気に転じること。
これはほぼ当たりました。トークセッションの登壇者に向けて、映画の取り上げ方がきれいすぎる、もっとドロドロした部分は「障害者」にもあるんだという声までも上がったのです。

も とより、監督さんも「病を持つ方の現状を取り上げきれてはいない」という認識です。やむを得ない事だと思います。映画に出演した精神当事者の方々も、裏の 裏ともいえる、深層部分をぶちまけるだけの決心までは至らなかったのでしょう。それも無理からぬことです。精神障害を理解しようとする「健常寄り」の方に とってでさえ、精神に関する病の現実は重たく黒すぎます。ホントに全部描いたら、受け止める側が受け止めきれないでしょう。むしろ今回の映画では、精神障 害と向き合う初級編という受取り方があっていると思うのです。

さてさてそんな中、映画の評価自体は良く、私へのお褒めもいただきました。
これからするのは……ドロドロをも描くことだと思います。
映像では衝撃が強すぎるでしょうから、まずは拙文より始めたく。
発症から今に至るまで、未来の展望をも含めて展開していきます。

モニタ上で文字を読むのは大変かと思いますので、一回あたりの記事をできるだけ短くしようと思います。
そのため却って精神当事者について把握しづらいことも起こしてしまうかもしれません。申し訳ない事です。それでも、声を上げねば何も変わりません。

精 神障害+キリスト信仰=「メンヘラクリスチャン」(造語?)という視点での世界とて、皆さまお過ごしの現実世界と同じもの。健常者と障害者の間に橋渡しを するというよりも、グラデーションのように変化しながらつながる世界に誰もが住んでいると言えることに、お気づきいただけたらと思うのです。

さてさて長くなりました。再編再開の「闘病記」、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(2016-12-09)



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