026 お正月四国堪能きっぷ2020
JR四国が2019年12月に発売した『お正月四国堪能きっぷ』。2020年1月2日、このきっぷを利用して乗り巡った際の記録です。
志度駅で撮影した、徳島方面の発車標です。
この日は午前5時台に自宅を発ち、志度駅南口の駐車場(事後精算制)を借りて自家用車を停めました。
駅改札を通って、1番乗り場へと移動します。
午前6時頃の志度駅プラットホームです。まだ空は暗く、風は弱いながらに冷たいなかの列車待ち。
志度を6時10分発の、普通徳島行きに乗車しました。
しばし進み、丹生駅付近で、列車前方・東の空が薄明るくなってきたのに気づきます。山並みの向こうが、そっと染まり始めていました。
引田駅に到着後、特急うずしお1号を先に行かせてからのこと。普通徳島行き、後ろ寄りに2両を増結しました。
JRの職員さんが連結部で作業と確認。
引田駅構内には、高松行き表示を掲げた気動車・キハ47が停まっていました。この車両撮影後、車内へ戻ります。
讃岐相生駅を発った列車は、いくつかの短いトンネルをくぐります。続けて、約1キロメートルの長さがある大坂山トンネルを通り抜けていきます。視界が明るくなると、そこは徳島県。阿波大宮駅に列車はすべり込みます。旧国名が付かない「相生」「大宮」と言うと新幹線も止まる駅。ですがここ、阿波大宮は「秘境駅」とも言われる山間の静かで小さな駅なのです。わずかな停車時間ののち、列車は板野駅へ向けて走り出します。
行き行きて7時31分、池谷(いけのたに)駅で列車を降りました。ここで鳴門線へ乗り換えます。
高徳線と鳴門線との間に、池谷駅の駅舎があります。乗換駅ですが、ややも静かなところでした。朝早めの時間帯ということもあったのかと思います。
池谷の駅舎です。
四国遍路始点のまちであることと、コウノトリが来ていることを示す、池谷駅構内にある標柱。
鳴門線のホームに行くと、路線の始点を示す「0キロポスト」があります。
鳴門方面ののりばである由、3番乗り場のホームに掲出してあります。
7時50分頃、普通鳴門行きが池谷駅に入ってきました。跨線橋の上から撮影。
池谷駅7時51分発の鳴門行きに乗車。「教会前」という駅があります。いずれの「教会」なのか、調べてみるのもアリかと思います。
8時9分、鳴門駅に到着です。標柱、2番線側には「ようこそ鳴門へ」、1番線側には「鳴門海峡の渦潮」の文字があります。
標柱の北面、2番線側には「人間愛に包まれた第九アジア初演の地」、1番線側には「なると金時のまち」の文字があります。
鳴門駅・駅舎正面です。下車したわずかな時間で撮影。このあとすぐ改札(入口)へ。
2番乗り場に戻り、乗ってきた列車の折り返し・徳島行きに乗車します。鳴門・8時14分発。
吉成駅を出て徳島方面へ行くと、吉野川を渡ります。
9時4分、徳島駅に到着しました。駅名標を一枚。
お遍路装束の顔出し看板。イラストのタッチは柔らかいかと。
徳島駅の駅ビルを出ますと、正面に『そごう』があります。閉店予告を報道で知りました。百貨店の無い県になるそうです。
お土産購入のため、すぐに駅ビル地下1階へと下りました。土産物店の正面に、「おへんろ。」のデザインボトル顔出し看板がありました。
土産物購入後はバスを少々撮影。画像の「たぬきバス」、光の当たり具合がいい場所で再撮影したいものです。
こののち、徳島駅構内に再入場。バスをもっと撮影したかったのですが、列車乗り場が混み合う前に、乗車口で整列しておこうと思っての判断。9時30分過ぎ、4番乗り場に徳島線普通・阿波池田行きが入線してきました(画像無し)。乗り込んでさっと座席を確保します。列車は9時50分に出発しました。
府中駅駅名標です。「府中」と書いて「こう」と読みます。なお、名鉄(名古屋鉄道)の駅で、「国府」と書いて「こう」と読む駅もあります。
石井駅の駅名標です。国鉄時代に私の生活域でよく見かけた駅名標の文字配置。懐かしさを覚えて思わず撮影。
11時53分、徳島線普通列車・阿波池田到着。乗ってきた車両を撮影後、跨線橋を通ります。
阿波池田駅で、特急南風号に乗り換えるべく1番乗り場へ移動。本心では、坪尻(つぼじり)駅に停車する普通列車を選んで乗りたかったのです。でもこの日は主に目指す場所があるため、先を急ぎました。
乗車するのは、特急南風12号岡山行き。しばし待ちます。
通常なら3両編成(編成表をJR四国のウェブサイトで確認)の南風12号。この日は多客期ゆえでしょう、6両編成でした。自由席車両に乗り込み、着席。
約4分遅れで阿波池田駅から駆けだした、特急南風12号。坪尻駅の通過は、わりと一瞬でした。駅の構内ということで見れば、そこそこ長さはあるかと思いますが、なにせ小さな駅。駅の建屋が見えるのは、ほんとに一瞬。
琴平、善通寺と、停車駅ごとに乗客を増やしつつ北進する南風12号。多度津到着は約4分遅れでした。この多度津駅で、予讃線に乗り換えます。
多度津駅の構内からも見える、保存蒸気機関車。いずれかの折にゆっくり眺めたく。
特急しおかぜ11号・松山行きに乗り込みます。ここでも自由席車両を利用しました。
多度津駅を出て西へいくらか進むと、右手車窓に瀬戸内海がひろがる区間があります。ことでん志度線・塩屋~房前間で見る瀬戸内とは違う表情。海の景色、その奥深さを思います。
観音寺に到着。駅舎も記録。「かんおんじ」と読んで、「かんのんじ」とは発音しない理由……調べたはずなのに忘れました。ひどいな、私。
なお、この記事は写真撮影順ではなく、「普通に撮って歩いたら」という流れに修正してお送りしております。
今回の乗り鉄、このマンホールの蓋を撮影するのが第一目的でした。ゲーム「ポケモン」の「ヤドン」「ヤドキング」が並ぶデザインのマンホール蓋。観音寺駅正面、大正橋を渡った先(大正橋プラザ前)にあります。
アニメ作品『結城友奈は勇者である(略称・ゆゆゆ)』デザインの飲料自販機。作品ちゃんと見ていないのに、イラスト作品を見ると撮る習性がある私。
自販機背面にもイラストがあります。銭形砂絵をまじえた構図。このあと、大正橋プラザで観光パンフレットを数部いただいてから、観音寺駅に戻りました(駅舎写真はそのとき撮影しています)。
観音寺駅で、伊予西条始発の「快速サンポート南風リレー号・高松行き」を追い抜く、特急しおかぜ18号岡山行きに乗車しました。ここでも自由席車両を利用。
JR四国のフリーWi-Fiが利用できることを告知するステッカー。かわいいキャラクターも描いてありますね。
8両全車両が岡山行き、しおかぜ18号。その車内(8600系)です。
JR四国列車運行情報のウェブサイトを開くための二次元コードです。スマートフォンのカメラで二次元コードを読み込むと、アクセスできます。この画像、一駅だけ着席出来た際に撮影しました。
特急の「しおかぜ」「いしづち」それぞれのイメージイラスト。乗降扉内面に描かれています。
宇多津駅で、通常期は「しおかぜ」とこの駅で分割・併合する「いしづち」へと乗り換えます。しおかぜ18号・岡山行きが遅れていたためか、向かいのホーム発いしづち18号・高松行きへの乗り換えが終わり次第、両列車慌ただしく宇多津駅を発ってそれぞれの終着駅へと向かいました。画像の「座席案内」は、8600系車内に吊り下げてあります。車内なかほどで、指定席と自由席を区切る場合、画像のような表示を出します。
私が座ったのは、このときも自由席。車内高松寄りの指定席、ほとんど空いていました。
特急いしづち18号、高松駅7番乗り場14時55分到着。車内清掃等担当の係員さん、かならずお辞儀で出迎えてくださいます。
降車後、いしづち18号の前面を撮影。こののちすぐに3番乗り場へと参じます。
特急うずしお19号・徳島行きとなる編成が、高松駅3番乗り場にすべり込みます。車両番号2424は一部の鉄道ファンに大人気のようです。この車両に乗り込みます。15時12分、高松駅を定刻に発車。
栗林~志度間で検札を受け、15時27分志度駅にて下車。こののち、南口パーキングにて駐車料金を支払い、帰宅しました。
当日の乗車記録;
JR高徳線・普通徳島行きワンマン列車(引田~徳島間車掌乗務)
(志度~池谷):1247
JR鳴門線・普通鳴門行き
(池谷~鳴門):1251
JR鳴門線~高徳線・普通徳島行き
(鳴門~徳島):1251
JR徳島線・普通阿波池田行き(穴吹~阿波池田間ワンマン列車)
(徳島~阿波池田):1006
JR土讃線・特急南風12号岡山行き
(阿波池田~多度津):2121
JR予讃線・特急しおかぜ11号松山行き
(多度津~観音寺):8401
JR予讃線・特急しおかぜ18号岡山行き
(観音寺~宇多津):8605
JR予讃線・特急いしづち18号高松行き
(宇多津~高松):8601
JR高徳線・特急うずしお19号徳島行き
(高松~志度):2424
『お正月四国堪能きっぷ』、2020年1月2日、私の乗車記録でした。
以上です!ご覧くださりありがとうございました。
(2020-01-02更新)