027 グリーンスローモビリティ
香川県木田郡三木町で実証運行の車両及び路線等。実際に私が乗車してきた折の感想ページです。
画像集
2020年10月21日・水曜日。最初の一枚は、香川県木田郡三木町、ことでん長尾線・学園通り駅前の「ベルシティ」東入口付近にて。屋根と補助ベルトはありますが、乗降扉はありません。
二枚目の画像は、車両前方の正面から。ナンバープレートがやや大きく見えるほどに、車体が小さな印象を受けるかと思います。
一枚目の反対側構図。車両左側前方から撮影しました。逆光ながら記録の一枚。
リチウムイオン電池が動力源と見ました。プレートは3列目の座席側面下部(左右両面にあり)に掲出しています。
五枚目は車両後部から。
乗務員が一列目、乗客は二・三列目に乗り込めるようになっています。なお、車いす対応ではありません。
停留所の掲示(学園通り駅)です。なお、乗務員さんから「全区間で自由乗降対応」と伺いました。例として、停留所に行き着く前に車両が来ても、その場で乗車意志を示すと乗せてくれるということです。
多少の雨なら、側面の防水シート(透明)を下ろして対応できます。普段は巻き上げた状態で、そよ風を浴びながら乗車できます。
YAMAHAのロゴもきれいな車両後部の一部分です。
アンケート用紙等を積載している、車両後部のかご部分です。荷物を入れてもよいのでしょうか。伺うのを失念しました。
シートベルトはありません。座席前方の横棒(バー)につかまって乗車するのが決まりです。
いたって素朴・シンプルな運転席周りです。最低限の機器表示部分には、速度計さえ無いようです。
乗車時間が来たので、側面の補助ベルト解放を待って着座しました。前方のガラスは上下動の調節ができます。風を前からも浴びられる体。
乗車実記
2020年10月3日から、11月6日のあいだの実証運行。三木町公式サイトに資料掲載ページがあります。
私が乗車したのは、2020年10月21日水曜日。Aコースの日でした(月・水・金各曜日は「Aコース」、火・木・土各曜日は「Bコース」を走行します)。
10時00分ちょうど、学園通り駅停留所を出発しました。事前に乗務員の方からお話を伺いました。いわく、
- ディスクブレーキを装備、平坦地・下り勾配部の停車では若干の「ショック」が生じうる(時速0キロメートルになる瞬間、急にぴたりと止まりうる)こと
- サスペンション未装着、路面状態による衝撃が乗客乗員へ直に来るということ
- 最高速度は公称・時速20キロメートル(未満)。加速度は「よい」が、周囲が開けたところだと加速感を景色から感じられないほど
- その低い走行速度ゆえ、一部経路(片側一車線以上の道路)では後続の一般車が少々「こわい」と感じることもある
等々。走行中はつかまり棒を握る乗客なので、学園通り駅停留所に戻った際にメモを取りました。ほかにも面白い話を聞き出せればよかったのですが。
経路一周約20分。たしかにサスペンション無しの振動はあります。但し、乗車時間が短いのもありましょうが、体に痛みをおぼえるほどのものではありません。
その他感想
乗車したそのほかの感想を、おまけ代わりに付記します。
- もし、正式採用・正式運行となった際には、乗車料金200円まで(希望は100円)なら支払って利用したいと個人的に思うこと
- 観光(貸し切り運行)や三木町の各所案内運行等に活用できれば……
- 新川の川土手(文化交流プラザ北方)の桜が開く時期に走らせたら、それだけでも車上から見る価値がありそう
- せっかくの自由乗降、町民に周知がもっと行き渡れば……乗車率・乗車人員上がるか
- 現状のコミュニティバス車両よりも、旧農道とおぼしき細い町道等で、乗り入れられる強みを発揮できると思う
- もっとも人(町民)が行き来するであろう、学園通り駅周辺のみならず、ことでん池戸駅や井戸駅・公文明駅方面でも利用してみたい(知人宅や「井戸モール」へ乗り付けてみたいだけですが)
- 日曜・祝日運行は難しいだろうが、土曜運行に挑んでいるのはとても好ましいことと思う
- あと少しだけ車体が長(く出力が高)ければ、車いす乗降やことでんのイルカ駅員さん「ことちゃん」の乗車もかなうはず!
以上です!ご覧くださりありがとうございました。
(2020-10-21更新)