028 6月10日の浦生バス停
香川県高松市にある高松駅から、同市内の屋島方面・浦生(うろ)までを結んでいたバス路線。ことでんバスが運行していました。2020年6月9日の最終運行をもって、廃止されたこのバス路線。終点の浦生バス停を翌6月10日に訪ねました。
画像集
最初の一枚は、香川県高松市の浦生地区、地名のいわれ表示板。「室(むろ)」がもともとという説。伝承多き歴史の地。
2枚目の画像は、バス停の北方から。屋根付きの待合所が見えます。通学路の標識もある、法定速度30キロメートルの狭小な道。その途中にバス停があります。駐車場を兼ねていると見える、車両転回用の土地が無ければ、バスの折り返しはままなりません。
3枚目、バス回転場につき一般車両駐車禁止の旨の標示。路線バスがここで転回することは、もうありません。
4枚目。待合所に寄って北面を撮影。ローマ字表記「URO」の白文字が印象をやわらげる気がします。
5枚目、待合所の正面構図。月並みですが、のどかです。
6枚目、待合所南面。こちらにも側面にローマ字で「URO」の白文字。
7枚目、停留所の円形板に被せてある「廃止」の赤い太文字。現実を突きつけられるここちです。。
2020年6月10日の、ことでんバス改正ダイヤの案内。路線そのものが廃止になったのは、この浦生線のみ。
9枚目。この付近でバス利用をするとなると、屋島の健康ランド停留所まで行かねばなりません。すこぶる遠くはないですが、さして近くもない……かしら。
10枚目。屋島・健康ランドバス停のところに、駐輪場を設定したとの案内。そこまで移動できれば、バスは利用できます。
11枚目。地元自治会による、ことでんバスへの感謝状…というところでしょうか。地元民ではない私が見ても、重みがあります。
12枚目。鳥居含めたバス停前の景色。奥に写るは屋島・北嶺でしょうか。
13枚目。バス停とバス車両の記録プリントです。約12万回の、高松~浦生間往復。待合所の建屋も貴重な記録の一枚。
14枚目。地元自治会の銘も刻まれた、白地のプレート。8年ほどこの待合所が使われたということが一目でわかります。
ラスト、15枚目。バス停の西側の景色。曇天でもそれなりにきれいな、瀬戸内の穏やかな海。晴天の折、バスでこの景色を見に来るべきでした。
以上です!ご覧くださりありがとうございました。
(2020-12-23更新)