図書館で本を借りました。手続きの際に、司書さんにカードを手渡します。司書さんの指先が、視界に入りました。きれいな爪でした。
つい、うらやんでしまいます。向かいあった方の爪がきれいなときに。
と申しますのも、私の爪はガッタガタだからです。幼少期より割れやすいのでした。見たところ噛み痕が残る爪のようでもあります。噛み癖はありませんでしたが。
自意識過剰でもある私。一時期より、深爪を原則にしています。噛み癖ありと誤解されるのが嫌だからです。
深爪ゆえに、日常で不便なことが多々あります。でも印象の悪さを微小ながら減らそうとしての悪あがき。深爪大作戦。
足下では無く指先をご覧になる方がいらっしゃいましょうか。「深爪過ぎる撮り鉄」が、ことでん沿線にいたら……それはたぶんきっと、私であろうと思います。
爪くらいはきれいな形にしたいと、改めて強く願うのでした。