089 野球踏切
2013年・2017年の撮影記録です。どうぞご覧ください。
概要
香川県・高松と徳島県・徳島とを結ぶ、JR高徳線。野球踏切は、高松から一つ目の駅、昭和町駅のすぐ南側にある踏切です。
踏切東北角にある銘板によれば、1925年8月の高徳線・高松~志度間開通時に設置された踏切です。この呼称がついたのは1951年と思われるということです。
記録画像
2013年4月、高徳線の撮影地を巡っていた時のことでした。昭和町駅で下車、まずは乗ってきた列車の記録。三本松行きの普通ワンマン列車でした。
昭和町駅の駅名標です。徳島基準27個目の駅、T27のナンバリング表記があります。
駅の出入口は、バス通り側の一か所です。線路方向(徳島方面)に折り返し、ホームの東側の道を南下していきます。短編成の高徳線なら、そこそこ撮影できそうな踏切が目に入りました。
踏切東北角に、踏切名の由来が記された銘板が設置してあるのに気づきます。ここで、「野球踏切」という名を知りました。
説明文にいわく、高松商業高校の野球部員が、この踏切をよく通っていたことから名づけられた……ということのようです。
現在の高松市西宝町にあったグラウンドへの道。航空写真で位置取りがわかるよう説明しています。
非常ボタンの説明等を記した板。警報機の柱に取り付けてあります。
踏切西側から、東をのぞむ構図。住宅街の中に真っ直ぐの道。
踏切東南角には、昭和町駅を指す北向き矢印を記した板が掲出してあります。香川大学西という副駅名がある印象。
踏切東南角へ移動したところで、特急列車を一枚。
振り返ります。列車が踏切を通過し、昭和町駅に差し掛かるところを一枚。2013年4月の撮影はここまで。
日を改めて2017年11月。昭和町駅再訪です。引田(ひけた)行きの普通ワンマン列車から下車。
傷みが出ている説明板。数年に一度は更新してほしいです(個人の願望です)。
踏切装置の箱。しっかり書いてあります踏切名。
昭和町駅の方向を指し示す案内板も健在。
踏切東南角から撮影した、特急うずしお号徳島行き(3両編成)。2017年11月の撮影はここまで。
時代の変遷とともに、各施設が移転や廃止となっていきます。それでも名称のこる「野球踏切」。交通上危険な場所ではありますが、名所であってほしいものです。
以上でした。ご覧くださり、ありがとうございます。次回更新でお会いしましょう。
(2021-01-18更新)