初釜は立礼で

2019年1月5日。略式にて私がお茶を点てました。場所は当家ダイニング。

和室でのお点前ではありません。座席とテーブルにて行いました。一番の理由は、母が足を傷めていて、正座できないからです。座席でのお点前、いわゆる立礼なら安心気楽。

お菓子は、高松市街地にある和菓子店で購入してきました。「勅題」という円形朱色のお菓子です。お懐紙にとって見ると、日の丸そのものでした。和のお茶、初釜にふさわしいのやもしれません。

「勅題」……天皇陛下からの詩歌の題、でしたかね。詩歌の心得皆無なので、差し控えます。ともあれ、朱色のきつすぎぬ練切りと、つつまれた餡との調和のお菓子。お茶を引き立てるのに徹していました。

ほっと、ほっこりと。今年の諸事にあたる前。五感でたのしむお茶の一席でした。

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